猫語の教科書(ポール・ギャリコ)
快適な生活を確保するために、人間をどう「しつけ」るか…。
作品紹介
猫の視点で描かれた物語…といえば、夏目漱石の『吾輩は猫である』が有名であるが、ちょっと変わり種を紹介したい。
ある日、著者の元に暗号めいた文書が届けられる。
それは、猫によって執筆された、猫族が『快適な生活を手に入れる』ための教科書だった…。
え、人間が猫を飼っている、って?とんでもない!猫の行動は全て、細部にわたって計算しつくされているのだ!
これを読めば、町で見かけるネコに対する見方が変わる…かもしれない。