雨ふる本屋(日向理恵子)
カタツムリに導かれ…ルウ子は不思議な体験をすることに…。
作品紹介
最近、病弱な妹のサラお母さんを独り占めされ、不機嫌な少女、ルウ子。おつかいの帰り、ルウ子は雨宿りに図書館へ立ち寄りました。
ルウ子のポケットには、サラに意地悪をしてやろうと思い、忍ばせていたカタツムリが。しかし、そのカタツムリは、突然ルウ子のポケットから転がり出し、猛スピードで駆け出したのです。
カタツムリを追いかけるうち、ふと気がつくと、図書館の奥の不思議な空間へ迷いこんでしまったルウ子。そこには不思議な『雨ふる本屋』がありました。
そこでは、誰かが途中で書くのをやめてしまった『物語の種』を本にしているのですが、最近、物語の種にある異変が起きているというのです。
真相を調べるため、ルウ子は物語の種の出所である『ほっぽり森』へ行くことになったのですが…。
果たして、ほっぽり森では何が起きているというのでしょうか?