あのころはフリードリヒがいた
(ハンス・ペーター・リヒター)
その時代に生き、そして命をおとした
ひとりのユダヤ人少年フリードリヒの悲劇の日々を、
ドイツ少年の目から描く。
作品紹介
時はヒトラー政権下のドイツ。
ナチスによるユダヤ人迫害が強化されつつある頃…同じアパートで生まれたドイツ人とユダヤ人の子供がいた。
二人はともに遊び、ともに学ぶ親友であった。だが、徐々に強まるユダヤ人迫害の手が、二人の関係を狂わせていく…。
普通の人が加害者になっていくことの恐ろしさを描いた作品。
『アンネの日記』はご存知の方であっても、この作品は知らない方が多いように思います。
なお、この作品は三部作であり、続編として、
『ぼくたちもそこにいた』『若い兵士のとき』があります。
- ヒトラー・ユーゲントに入団した3人の少年が経験したことは?
- ぼくたちもそこにいた
- 17歳で志願し、入隊してから20歳で敗戦をむかえるまでの話。
- 若い兵士のとき
どの作品も短時間で読み終えてしまいますが、どれも考えさせられる内容です。